再婚相手も「価値観が合う人」がいい?

2026.9.14

「価値観の合う人と結婚したい」

婚活をしている方から、よく聞く言葉です。

もちろん、お金の使い方や家族との付き合い方、仕事への考え方など、大切にしていることが近い相手なら、

一緒に生活しやすいこともあると思います。

でも、そもそも、すべての価値観が合う人っているのでしょうか。

違う家庭で育ち、違う人生を歩んできた二人です。

私はよく、

「結婚は、異文化コミュニケーション」

だと思っています。

🍃「普通」は、育った家庭によって違う

例えば、お正月のお雑煮。

お餅は丸いのか、四角いのか。

焼いてから入れるのか、そのまま煮るのか。

すまし汁なのか、味噌仕立てなのか。

入っている具材だって、家庭によって違います。

どれが正しいということではありません。

子どもの頃から食べてきたものを、それぞれが「普通のお雑煮」だと思っているだけです。

結婚生活にも、これと同じようなことがたくさんあります。

例えば家事ひとつとっても、

食洗機を使うのか、使わないのか。

使うとしても、お皿をどの向きに入れるのか。

そんな小さなことにさえ、それぞれの「普通」があります。

実家との付き合い方もそうです。

家族の誕生日には、必ずみんなで集まるのか。

お盆とお正月には、親戚みんなで集まって挨拶をするのが当たり前なのか。

もっと小さなことなら、

家の中で鼻歌を歌うことさえ、「楽しい人だな」と思う人もいれば、「うるさいな」と感じる人もいる。

どちらが正しいということではありません。

それぞれの家庭や人生の中でつくってきた「普通」があるだけです。

🍃「価値観が一致しない」と「価値観が合わない」は違う

すべての価値観が一致する人と巡り合えたら、それはもう奇跡に近いことだと思います。

きっと「運命の人」と呼びたくなるくらいでしょう。

でも、価値観が一致しないことと、その人と価値観が合わないことは、同じではありません。

例えば、旅行でも、

「私は予定を決めて動きたい」

「僕はその日の気分で決めたい」

と、二人の考え方が違うことがあります。

そこで、

「じゃあ1日目は私のプラン、2日目はあなたのプランで過ごしてみよう」

と、二人なりの方法を話し合う。

そして大切なのは、相手の「普通」を自分も一緒に楽しんでみることだと思います。

「私はこうしたい」だけではなく、

「あなたのやり方もやってみよう」

と思えること。

自分とは違う過ごし方をしてみたら、今まで知らなかった楽しさに出会うことだってあります。

一度結婚を経験し、さまざまな人生経験を重ねてきたからこそ、違いをなくそうとするのではなく、違いとの付き合い方を二人で見つけていく。

それが大切です。

🍃大切なのは、違ったときにどうする人なのか

ただ、結婚生活では、旅行のように「半分ずつ」にできることばかりではありません。

二人の考えが違ったとき、

「そんな考え方は理解できない」

「普通はこうでしょう」

と、自分の考えを正解にしてしまうのか。

それとも、

「あなたはそう考えるんだね」

と、まず相手の話を聞けるのか。

そして、

「じゃあ二人ではどうしようか」

話せるのか。

結婚生活ではこちらのほうがずっと大切です。

価値観が合うかどうかだけではなく、価値観が違ったときに話し合える人なのか

婚活中には、そんなところを見てほしいと思います。

🍃「普通はこうでしょう」が増えると苦しくなる

結婚生活で気をつけたい言葉の一つが、

「普通はこうでしょう」

だと思っています。

「普通、夫ならこうするでしょう」

「普通、妻ならこれくらいするでしょう」

「普通、親とはこう付き合うでしょう」

でも、その「普通」は、どこから来たものでしょう。

自分が育った家庭かもしれません。

前の結婚生活かもしれません。

周りの夫婦を見てできたものかもしれません。

もちろん、自分が大切にしている考えを持つことは必要です。

でも、それを相手にとっても同じ「普通」だと思ってしまうと、二人の間に苦しさが生まれることがあります。

自分の普通と、相手の普通は違います。

同じ家庭で育った兄弟でさえ、通った学校も、出会った友人も、その後の経験も違います。

まして、まったく違う家庭で育ち、違う人生を歩んできた二人です。

「普通」が違うのは、当たり前です。

🍃何でも合わせればいいわけではありません

だからといって、

「価値観なんて違っていても大丈夫」

ということでもありません。

どうしても譲れないことは、人それぞれにあります。

大事なのは、

「違っても受け入れられること」と「自分にとってどうしても譲れないこと」を、自分自身が分かっていること。

そして、大切なところで違いがあったときに、二人で話せることです。

🍃二人の「普通」をつくっていけばいい

結婚したからといって、どちらかの家庭のやり方に、もう一人が全部合わせる必要はありません。

お雑煮だって、

「私の家はこれだった」

「僕の家ではこうだった」

と話して、

今年はこちら。

来年はあちら。

あるいは、二人が好きな新しいお雑煮をつくってもいい。

結婚生活も、それと同じなのではないでしょうか。

育ってきた家庭の「普通」を持ち寄って、

話して、

時には譲って、

時には相手に合わせてもらって。

違う家庭で育ち、それぞれの「普通」という異なる文化を持った二人が、コミュニケーションを重ねながら、新しい二人の文化をつくっていく。

私は、それが結婚なのだと思います。

もう一度、あなたらしい未来へ。

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